2014年10月17日金曜日

赤外線リモコンを受ける その2

赤外線リモコンの送受信双方の信号タイミングを1つの図にしてみました。

それでは、この赤外線リモコン信号(受信側)のデータフォーマットはどのようになっているのでしょう?

この赤外線リモコンのデータフォーマットはNECプロトコルに準拠しています。特徴として
  • 8ビットID、8ビットコマンド
  • IDビット(8 bits) とコマンドビット(8 bits)は、それぞれ0と1を反転したパーターンで再送されます。これにより受信データに誤りがあるかの判定が可能になり、またデータのパターンが変化しても送信に要する時間が一定になります。
  • 1ビットの1/0判定にはパルスポジションモジュレーション方式が使われています。
  • ビットの「1」は、Lパルス(0.56ms)と、その後のHパスル(1.69ms)で構成されています。
  • ビットの「0」は、Lパルス(0.56ms)と、Hパスル(0.56ms)で構成されています。
  • 搬送波(送信時のバースト信号)は38KHzの矩形波です。
  • 8ビットデータはLSBファーストで転送されます。つまり、ビット0(LSB: Least Significant Bit)から先に送られ、ビット7(MSB: Most Significant Bit)で完結します。
これで、赤外線リモコンのデータフォーマットと受信タイミングパターンが判明しましたので、次回からはGR-KURUMIでどのようにこの信号をキャプチャーするか説明します。

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